원문 : http://blog.otomate.jp/staffblog/2010/04/post-331.html



「どうしたんですの、マーサ? ラギの方をじっと見たりして」
「あんな野蛮人よりも、見つめるのならば麗しいユリウス様に――」
「……ハーフドラゴンって、おいしいのかな……?」
「………(食べる気ですわ)………」
「………(食べる気ですわね)………」
「……あ、珍味がこっちに来た……」
「は!? 珍味ってどういうことだ!? 燃やすぞてめー!」
「……マーサ……あなた、ドラゴンまで食べる気ですの?」
「……まあ、確かにあなたなら、魔法生物だろうがドラゴンだろうが食べてしまいそうですけど……」
「人指差してわけわかんねーこと言ってんじゃねー!
 ……ってマーサは獲物狙うような目でこっち見んな!!」



大丈夫。マーサならやれる。

皆様こんにちは。【ワンド総合】担当、デザインファクトリーのいわたです。
今週はネタのストックがあるのでちゃんとした長さの更新ができるのでホクホクです!

えーと、お知らせとしては、4/25に薄桜鬼の単独イベント「薄桜鬼 ~桜の宴~」というのがあるんですが、
当日会場で販売されるグッズの中に、去年のコミックマーケット77で販売した黒バロ+ルルのマグカップがあります。
グッズは会場の外で売られるようなので、イベントチケットをお持ちでない人でも買えるそうです。
ワンドのグッズはこのマグカップだけですので、このためだけに行くのは大変かと思いますが(笑)、
もしイベントに参加する予定がある方や、お近くの方なら良いかなと。
詳しくはこちらのページに載っていますので、欲しい方はチェックしてみてください。

では、書きそびれていたネタです。FDの収録で印象深かったエピソードについて!




▼そういえばFD収録のときにこんなできごとが……

ずっと書こう書こうと思ったまま書けなかったFD収録の際のことをちょっと書こうと思います。
今回の収録は、やはり二作目ということもありまして、非常にスムーズに進行いたしました!
ゲーム自体は間が空いていますが、その間にもドラマCDなどが挟まっていたので、皆様それぞれ
自分のキャラクターをつかんでおられる状態で進められたのが大きかったですね。

そんな中、特に面白かった裏話をふたつほど紹介してみます。(笑)


★「大丈夫大丈夫、心配いらないデス」

エドガーの魔法のルーペ内のイベントで、ユリウスとアルバロが声をそろえてビラールの
口調を真似た台詞を言うシーンがあります。
実はあれは、当初単純に声を重ねるだけのつもりでいたのですが、最初に収録した櫻井様が
ものすごく普通に殿下口調で演じてしまったのですよ。(笑)
あまりにも普通にそれが来たんで、思わず笑ってしまったんですが、片方がこれやっちゃうと
当然後で声を重ねる鈴村様にも同じことをお願いしなければならないわけで……

「大丈夫大丈夫、きっと鈴村さんならやってくれるはず!」

……迷いなくそのままのテイクでOKを出してしまいました。(笑) 面白かったんだもの!

そして後日、鈴村様の収録。
問題の台詞のあるシーンに差し掛かったとき、事情を説明しまして、鈴村様には先に収録した
櫻井様のボイスを確認していただきました。そこからがもう「プロ、パネェ」のターン!

1回目に聞く→とりあえず静かに聴いてみる
2回目に聞く→とりあえず一緒に喋って尺を確認
3回目に聞く→恐るべきシンクロ具合で尺がぴったり合う!
4回目に聞く→尺・演技共にぴったりとシンクロ!!

もちろん本番一発OK! 素晴らしいシンクロ具合であの偽ビラール台詞の完成でした。
思いがけない声優さんの底力によって生み出されたあのインパクト(笑)、既にイベントを見た方も
ぜひもう一度確認してみてください。本当に、すごいです……!


★「息を吸え!」

ラギの「あなたとの物語」のクライマックスシーンで、彼がルルに対して「息を吸え」と言います。
既にプレイされた方は、おそらくピンと来るかと思うのですが……。
実はそのシーンの収録の際、今回のFD収録時最大のアクシデントがあったりしました……(笑)

あのシーンはどうしても一気に録りたかったので、少し休憩を挟んで気合を入れていただき、
さあ行くぞ!というテンションで収録に入ったのですが……。
ひとつずつ台詞が読み込まれ、いよいよそのシーンに到達しようとしたときのことです。

「……(息を吸っている)……」

柿原様が問題の台詞の直前で、深く深呼吸をされました。ああ、気合を入れてくれているのだなあと
ドキドキしながら私たちは次の台詞を待っていました。

「●●、●●~」

…………ん? あれおかしいな。「息を吸え」の台詞を飛ばして次の台詞に入ってしまった。

ん?

何かを受信した私は、すかさず手元のボタンを押し、ブース内の柿原様に恐る恐る言いました。
「あの……大変申し訳ないのですが、息を吸うのはルルで、ラギじゃないような気が……」

「…………」
「…………」
「…………え?」
「…………え?」
「……………………あっ……」
「(爆笑)」

台本上の台詞を、ト書きと勘違いされてしまったようです。(笑) ルルに対して「息を吸え」と
言うはずが、ご自分が息を吸ってしまったと。もうこれの破壊力は半端じゃなかった。
いいシーンなのに! ここからすごくむず痒い良いシーンなのに!! 笑いが止まらなかった!!

まあでも実際は、柿原様もすぐに体勢を立て直し、あっという間にあの緊張感を取り戻してくださり
無事に収録は終わったのですが……それにしてもかなりの一発でした。ボディに入りました。モロに。
お互い息を吸うシーンにすりゃよかったかな、とほんの一瞬思ってしまった、そんな出来事でした。


以上このふたつだけは絶対書こう!と収録しながら思っていた珍事でした。(笑)

今回のFDでは、本編ED後の設定ということもありまして、ストーリーの関係で、えー……
(言葉を選び中/笑)
……その、進化するキャラクターについては(笑)、演技や声のトーンなども少しずつ変えていただき、
ゲーム中の彼らが自然と時間の経過を物語るような形で演じていただいています。
たまに感想を見ていると、本編と声が違う、というご指摘があったりするのですが、それはもちろん
声優様方がキャラの声を忘れているわけではなく、私の意図した演出によるものです。
実際、声優様方には本編の音声データを現場で再度確認していただいた上で、今回はこういう感じ、と
指示を出させていただきました。

一番わかりやすいのは、多分ユリウスでしょうか。彼は別にその、進化(笑)はしないんですけども。
以前ワンド本編のブログ記事でも書かせていただいたことがあるんですが、ユリウスの声のトーンは
ゲーム開始時から終盤までで少しずつ高く明るく変化するように演出しています。ちなみにこれは、
恋愛EDに限ったことではないのです。
つまり、それを引き継いだ形でFDは始まるので、あのトーンになっているんですねー。

作中でキャラクターが多少なりとも成長(身体的な意味ではなく)している場合、それをどの程度
反映させていくかは結構難しいところではあるんですが、個人的には上手くいったかなと思います。
もしイマイチだったらごめんなさい……! 私のせいなので声優様に罪はないと申し上げておきます。


そんなわけで、今週はこの辺で!



こっそりつぶやいておきますが。


来週20日発売の「B's-LOG」は、絶対チェックしておいた方がいいと思うんだ。


別に、特に何が、とは言いませんけども。でも、絶対チェックした方がいいと思うんだ。
表紙とかぺらっとめくってみるといいんじゃないかな! 何かあるなんて言わないけど!!(笑)



…………いやマジで。チェックしといた方がいいと思うの。そんだけです。えへへ。


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스탭 블로그/완드오브포츈 총합 l 2010. 4. 16. 18:31

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