원문 : http://blog.otomate.jp/staffblog/2009/10/post-200.html
皆様こんにちは。本日より【ワンド オブ フォーチュン ~未来へのプロローグ~】のブログを
担当させていただきます、デザインファクトリーのいわたです。
初っ端から大変申し訳ないのですが、冒頭からまず皆様に謝罪させていただきたく思います。
先週のワリコミ記事にて、ワンドの公式ビジュアルファンブックの店舗特典について記載しましたが、
一部誤りがありました。該当記事は既に修正させていただきましたが、大変申し訳ありませんでした。
・ユリウス+エストのメッセージペーパー
→ コミックとらのあな(秋葉原店B、池袋店、名古屋店、なんば店、通信販売)
・ノエル+ラギのメッセージペーパー
→ メッセサンオー、中央書店サンモールCC店
・ビラール+アルバロのメッセージペーパー
→ アニメイト全店
以上が正しい情報となります。ご確認の上、お好みの店舗にてご購入くださいませ。
というわけで、ちょっと出鼻をくじかれてしまいましたが......(涙)
草 の 根 攻 撃 再 開 !
のっけからなんだと言われそうですが、もう初っ端からやる気満々すぎて逆に痛ましい私です。
どうしようファンディスク決定なんて意味がわからない!(同案多数。皆様シンクロしすぎです/笑)
こうして堂々と皆様にファンディスク発売のご報告をさせていただけることを、心の底からうれしく思い、
今もじっとしていられないというか頭の蓋を開けたらマジカルフェアリーが飛び回っていそうです。
そもそもここに至るまでには草の根の名にふさわしい聞くも涙語るも涙の物語がございまして、って
あれ? 前置きが長い? 今週は祭り? え、でも今日は「祝!ワンドFD発売記念」であれこれと......
......まあそんな予定でしたがそれは来週以降にドドンと持越ししようかと思います。はっはっは!
だって祭りですよ。こういうときに真面目なこと書いてもしょうがないと思います。全力で祭りあげるのみ!
そんなわけで皆様、用意はいいですか。「おいこらFDの記事どんだけ待たせたと思ってんだいわた!」と
言いたい気持ちはわかりますが、焦らすのも嫌いじゃな、ああいや違う来週をお楽しみに......(笑)
既に「オトメイトモバイル」でもハロウィン版チビキャラの待ちうけやFlash時計などが配信されておりますが、
ブログではまた一味違ったハロウィンをお楽しみいただければと思います。
↓ではでは、ハロウィンウィーク@ワンド編、はじまりはじまりー
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【いざ、ぼうけんのはじまり】
@エスト
「......なんで僕がこんな真似しなきゃならないんです」
@ルル
「だってだってハロウィンは子供がお菓子をねだっていい日なのよ!!」
@エスト
「......僕を子供扱いするのはやめてくれませんか」
@ルル
「だって私もエストもまだ子供だもの!」
@エスト
「16歳にもなって堂々と子供だとか言わないでください恥ずかしい」
@ルル
「いいから、いいから! ほら、エスト! 早くみんなにお菓子もらいに行こう!」
@エスト
「ちょ、ちょっとルル......! 引っ張らないでください! 歩きます、自分で歩きますから!」
【まずお約束から始めよ~多分メインヒーロー的な意味で】
@ユリウス
「はあ......困ったなあ......」
@ルル
「あ! ユリウス発見!」
@ユリウス
「あれ、ルルにエスト。かわいい格好してどうしたの?」
@エスト
「......かわいくありません。撤回してください」
@ユリウス
「でも、かわいいって思うかどうかは、人それぞれだと思うけど......」
@エスト
「こんなときばかり正論を返されても困るんですが」
@ルル
「それよりユリウス! トリック・オア・トリートなの!」
@ユリウス
「......ごめんルル、意味がわからない」
@ルル
「今日はハロウィンなの! 子供がお菓子をねだっていい日なの!」
@ユリウス
「へえ、そうなんだ。知らなかった。
......ところでハロウィンって俺たちの世界観にあったっけ」
@ルル
「そ、それは聞いちゃいけないことなのよ!
だから、ユリウス。とにかく私たちにお菓子をくださいなっ」
@ユリウス
「トリック・オア・トリート、ってことは、お菓子か悪戯かってことだよね。
残念だけど俺はお菓子を持ってないから......、悪戯の方になるのかな」
@エスト
「だそうですよ、ルル。悪戯してみたらどうですか。あなたなら得意でしょう」
@ルル
「......エストって、私のことなんだと思ってるの......?」
@エスト
「ありのまま、正しく解釈していると思っていますが」
@ユリウス
「あ! ねえ、これって時間制限はあるのかな?
もし少しだけ待ってもらえるなら、多分お菓子をあげられると思うんだけど」
@ルル
「う、うーん......。時間制限の有無は聞いたことないけど、特別にいいことにしちゃう!
お菓子がもらえるならそれでいいわ!」
@ユリウス
「ありがとう。なら急いで実験室に行ってこないと――」
@ルル
「うんうん、実験室ね! ..................え?」
@エスト
「......どう考えても嫌な予感しかしませんね」
@ユリウス
「マインドキャンディの仕組みを応用して、ちょっと変わったキャンディを思いついたんだ!
ポケットに入れて叩くと無限に増え続けるキャンディなんてどうかな? うん、すごくいい!
というわけで俺すぐに作ってくるから、後でね!!」
@ルル
「あっ......ユリウスー!?」
@エスト
「......どうするんですか。僕は知りませんよ。無制限に増え続けるキャンディなんて考えただけでぞっとします」
@ルル
「............。キャンディ、好きだし。ユリウスだってきっと、加減してくれると思うし」
@エスト
「そう思いたいならご自由にどうぞ。彼を信じる気持ちが仇にならないことを祈ります」
@ルル
「だ、大丈夫よ! ほら、次に行こう、エスト!」
@エスト
「......ふう」
【究極の選択~多分どっちも罠的な意味で】
@ノエル
「アルバロ! ルルは本当にこっちに来るんだろうな!?」
@アルバロ
「さあねえ。ノエルくんは来ると思う?」
@ノエル
「なにい!? は、話が違うぞアルバロ!
君が【ルルちゃんに会いたいなら俺についてくるといいよ】って言ったんじゃないか!」
@アルバロ
「うん。だから俺は、ルルちゃんがこっちに来るなんて一言も言ってないよね?」
@ノエル
「な......!? き、汚いぞアルバロー! もういい、僕はルルを探しに――!」
@アルバロ
「あ、ルルちゃんだ」
@ノエル
「......いや、その手にはのらんぞ、アルバロ。そう言って本当にルルがいる保証なんか」
@ルル
「あ、アルバロとノエル発見! トリック・オア・トリートなの!」
@ノエル
「......る、ルル!? 本当に君なのか、ルル!?」
@ルル
「え? う、うん。本当に私だよ、ノエル?」
@アルバロ
「いやあ、ルルちゃんにエストくん。ふたりともハロウィンらしい格好だね。かわいいかわいい」
@エスト
「......帽子越しに頭を撫でるのはやめてください」
@アルバロ
「俺たち、ふたりのことをずっと待ってたんだよ?」
@ルル
「え? そうなの?」
@アルバロ
「そうそう、早くイタズラして欲しくてたまらないって、ノエルくんが」
@ノエル
「言ってない! 断じて言ってないぞアルバロ! 発言の捏造はやめろ!」
@ルル
「えーと、よくわからないけど......とにかくトリック・オア・トリートなの!
......ほら、エストもちゃんとおねだりしないと」
@エスト
「いらないものをねだったりなんかできません」
@アルバロ
「恥ずかしがらなくてもいいんだよ? ちゃーんと用意してあるから。とびっきりの、あまーいお菓子を......ね」
@エスト
「ルル、悪いことは言いません。もらうのはやめた方がいいでしょう」
@ノエル
「そうだ! こんな胡散臭いのはやめて、僕の用意したものを受け取ってくれ、ルル!」
@エスト
「ルル、大事なことなので2回言いますが、悪いことは言いません。もらうのはやめた方がいいでしょう」
@ルル
「アルバロはわかるけど、ノエルのはもらってもいいんじゃない?」
@アルバロ
「いい感じにひどい評価だね、ルルちゃん」
@エスト
「アルバロ、あなたはぜひ、自身の評価を重く受け止めて反省してください。
......ちなみに、参考までに聞きますが、ふたりともその箱の中身は何ですか」
@アルバロ
「だから、ルルちゃんの大好きな、とびっきりのあまーいお菓子だって」
@ノエル
「僕のはソロ・モーン魔法具店で新しく入手したものだ!
君に喜んでもらえるのは間違いない......少なくともアルバロのよりは喜んでもらえるのは間違いない!
だから......僕を選んでくれ、ルル!!」
@アルバロ
「いやいや、俺のを選んでよルルちゃん。絶対楽しいから」
@ルル
「な、なんだかいつの間にか2択になってるんだけど......?」
@エスト
「......まあ、どちらももらわずにこの場を離脱するのは困難でしょう。
と、なれば......より被害の少ない方を見極めるしかありませんね」
@アルバロ
「俺のお菓子は、すっごく甘くておいしいよ? それはもう、一口食べたら痺れちゃうくらいにね」
@ノエル
「冷静になるんだルル! そっちは明らかに害のある発言をしているぞ!」
@ルル
「ね、ねえノエルの箱、なんだかガタガタ揺れてない?」
@エスト
「箱の中身が自ら、こちらも害があると訴えているんですね」
@アルバロ
「さあ、ルルちゃん。俺を選んでくれるよね?」
@ノエル
「ルル、僕を選んでくれるだろう......!?」
@ルル
「うーん、どっちにしようかなあ......?」
※好きな方の箱をクリック!
【道化師の箱を選びし者の結末~多分画面の中には入れない的な意味で】
@ルル
「......アルバロには、誰もいないところでこっそり開けてねって言われたけど......」
@エスト
「ものすごく気が進みませんが、開けるしかないでしょうね」
@ルル
「う、うん。......あ、開けるよ? ............きゃあああああっ!?」
* * *
――暗い森の奥に、ひっそりと佇む1軒の古びた館。
闇に怯える2匹の羊はその館へと迷い込み、
そして館はそれを待ちわびていたかのように重い扉を閉ざした......。
「......ようこそ、我が館へ。愛らしい子羊たちよ」
「歓迎するぜ......?」
月明かりだけが差し込む館に、2つの声がじわりと響く。
埃をかぶったシャンデリアの向こう、ゆらりと笑うのは、影。
片方は背が高く、月にその牙が反射している。
もう片方は大きな翼と角が、その存在を主張している。
暗がりでもわかる――彼らは人ならざる者であると。
「......だ、誰? あなたたち......!?」
少女が怯えた声をあげると、背の高い影は、低く笑いながらゆっくりと歩みを進めてくる。
「なんなんです、僕たちに近寄らないでください......!」
少年が思わず後ずされば、大きな翼の影もまた、低く笑いながら足音を近づける。
「そう逃げんなよ? ......歓迎するって言ってんだろ?」
「......いけません、ルル。ここはおそらく危険です。逃げた方が......!」
「何を言う? たった今、訪れたばかりだろう?」
少年が焦り、少女の手をとって逃げようとするも、背の高い影――
ヴァンパイアが少女を捕らえるほうが早かった。
「きゃ......っ!?」
「ルル!!」
ヴァンパイアの長い腕が少女を絡めとり、自身の大柄な体へと抱き寄せた。
「彼女に触れるな! その手を離せ......っ」
少年は駆け出し、小さな手を懸命に伸ばす。
しかしその手が少女に届くことはなく、悪魔の羽ばたきひとつで小柄な体は弾き飛ばされてしまった。
「! エスト!? エスト、しっかりして!」
「くっ......!」
埃とカビの匂いと、そして自らの無力さに少年は吐き気すら覚えた。痛みに意識が遠のいていく。
残った力のすべてを使って顔を上げ、最後に見た光景は、ヴァンパイアに抱きすくめられた少女の姿。
ヴァンパイアの黄金の瞳は、少女だけをその目に映し、
少女もまたその可憐な瞳で、間近の黄金を見つめ返していた。
「は、離して......! エストが、エストが......っ」
「恐れることは何もない、少女よ。おまえはただ、私の腕の中でその目を閉じていればいいのだ」
声を発するたびに、ヴァンパイアの白銀の長い睫が震える。
ヴァンパイアは血を吸う魔物に似合わぬ、優しいジャスミンの香りを纏い、少女の心を揺り動かす。
それは頭の芯が麻痺していくような、ひどく蠱惑的な香り。
無垢な少女の中にある、かすかな欲望の種をも刺激するものだった。
怖い、けれども、逃げられない――。
理性が本能に食われ始め、少女は、自分が禁域へと誘われていくのを感じていた。
「あ......」
恐怖よりも期待が胸を打った瞬間、震える少女の頬に赤みが差す。
それを見たヴァンパイアは、静かに少女の耳元に唇を寄せた。
「......私に全てをゆだねろ、ルル」
言い聞かせる言葉に抗わず、少女は瞳を閉じた。
その首筋に歯が突き立てられるのを待つ時間は、少女には一瞬のようにも、永遠のようにも感じられた。
「――おい、オレを忘れてもらっちゃ困るぜ?」
大きな羽音に、ハッとまぶたを開けば、少女の腰に逞しい腕が回されていた。
歯が突き立てられるはずだった首筋には、赤い髪が落ちている。
少女の背後に立ったのは、大きな翼の影――赤髪の悪魔だ。
「噛み付くってのは、ヴァンパイアだけの特権じゃないぜ?」
「......っ!?」
「どこを、噛んでほしい......?」
悪魔が誘い文句と共に少女の白い肌に唇を寄せれば、少女はぴくりとその身を揺らす。
それは逃げ出したいようにも、あるいはねだっているようにも見える――。
少女の心は、いよいよ逃げ場を失っていた。
「この館に迷い込んだそのときから、おまえの命運は決まっていたのだ――ルル」
優雅に動く手がたどり着いたのは、なだらかなカーブを描く少女の頬。
長い爪が柔らかな肌を傷つけぬよう、やさしげな動きでそれを撫でるヴァンパイアの瞳には、
冷たい手のひらとは裏腹に、獰猛な金の光が宿っていた。
「大丈夫、大丈夫だ......、そのまま身をゆだねてしまえば良い」
「だ、だめ......!」
「ダメじゃねーだろ?」
耳元に吹き込まれるのは悪魔の囁き。
灼熱のようにも感じられる吐息は、いとも容易く少女の抵抗を奪い去っていった。
「サアハヤク、メヲトジテ――」
少女の目に映るのは、知らぬ快感への期待、甘い菓子のような刺激を全身で受け入れる喜び。
彼女がゆっくりと目を閉じたその瞬間に、長い夜の宴は幕を開けたのだった――。
* * *
@ルル
「............」
@エスト
「............」
@ルル
「な、なんだかすごかったね! ちょっとびっくりしたよね!!」
@エスト
「顔を赤くして何を言ってるんです。意味がわかりません。重ねて言いますが本当に意味がわかりません」
@ルル
「大丈夫! きっとふたりともどこかで頭を打ったんだと思うの! だって変だったもの!」
@エスト
「頭を打ったのはあなたも同じです。声を大にして言いますが、一番変なのはあなたです」
@ルル
「......うう」
@エスト
「............」
@ルル
「エスト......、なんか怒ってる?」
@エスト
「言っておきますが、僕はあなたが思うほど非力でもないし無力でもありません。
......非常に不愉快です」
@ルル
「え、エスト!? ちょっと待ってよ、ねえ、エストったら!!」
【小心者の箱を選びし者の結末~多分誰もが予想していた的な意味で】
@ルル
「......さっきはすごかったね、エスト......!」
@エスト
「......ええ、まさかソロ・モーン店の仮面があんなことになるなんて思いもしませんでした」
@ルル
「自由に動き回る仮面さんなんて初めてみたわ!
ハロウィンだから、仮面さんもサービスしてくれたのね!」
@エスト
「何のサービスだかわかりませんが」
@ルル
「それにほら、お菓子もいっぱいもらったし!」
@エスト
「倉庫の奥底に眠っていたお菓子の、何が嬉しいんです」
@ルル
「だってタダでもらっちゃったんだよ? 大サービスだと思わない?」
@エスト
「あの店のことですから、どうせ偽物も大量に混ざっているでしょう。
本物のお菓子があるかどうかすら怪しいです」
@ルル
「そうかなあ......?」
@エスト
「......口にしたノエルの顔を忘れたんですか。そして笑い転げていたアルバロの顔も」
@ルル
「それは......ノエルがたまたま偽物引き当てちゃっただけよ。きっと本物もあるわ!」
@エスト
「そう思うなら、全部自分で食べてみてください。応援してますから」
@ルル
「......は、はんぶんこしない?」
@エスト
「しません」
【ぼうけんの時間はおわりです~多分ラブコメ的な意味で】
@エスト
「......はあ」
@ルル
「ため息なんてついてどうしたの、エスト?」
@エスト
「何でもありません。とにかく、お菓子はもらったんです。目的は果たせたんですから、もういいでしょう」
@ルル
「うん! 今日はとっても楽しいハロウィンだったね、エスト!」
@エスト
「............」
@ルル
「とっても楽しいハロウィンだったね!!」
@エスト
「聞こえなくて無視したわけじゃありません。......そもそも、無理やりこんな格好をさせられた挙句、
お菓子をねだって徘徊するなんて......どうしたら楽しめるんですか」
@ルル
「ええっ? 私はすっごく楽しかったけど......。エストは、私と一緒にハロウィンするの楽しくなかった?」
@エスト
「............」
@ルル
「............」
@エスト
「......楽しかったと言うまで帰さないつもりですか」
@ルル
「そんなつもりはないけど、でも否定しないってことは、楽しかったってことだよね。ならよかった!」
@エスト
「はあ......あなたの自分の都合よく解釈するその癖をなんとかしてください」
@ルル
「あ、ねえねえエスト! ずっと気になってたんだけど、ポケットのあたりが膨らんでない?」
@エスト
「......! 気のせいじゃないですか」
@ルル
「あ! 隠すってことは......私に内緒で誰かからお菓子をもらったのね?
ずるいわ、エスト! お菓子はふたりで分け合わないと!」
@エスト
「な、違いますよ! 僕がそんなことするはずないでしょう!?」
@ルル
「じゃあ、それは何なの?」
@エスト
「......!! ......はあ。もう、仕方ないですね......」
@ルル
「あれ、これって......マカロン?」
@エスト
「勘違いしないで欲しいんですが、これはあなたのために用意したものではありません。
誰かにねだられたときに面倒だと思ったので用意したんです」
@ルル
「うんうん、わかってるわかってる。私のためじゃないのよね?」
@エスト
「そうです。......何をにやにやしてるんですか。
......まあ、おかげさまで誰からもねだられることはありませんでしたし。食べたいのならどうぞ」
@ルル
「ありがとうエスト! 私、すっごくすっごくうれしいわ!!」
@エスト
「......あなたのために用意したものではないんですからね?
あなたの好物だったのもたまたまですし、これは言うなれば残飯処理です。......わかってますか?」
@ルル
「うん! 大丈夫、ちゃんとわかってるもの。
わあ、すっごくおいしそう......! ねえねえエスト、一緒に食べよう?」
@エスト
「いりません。ひとりでどうぞ」
@ルル
「えへへ、エストがわざわざマカロンを用意してくれたなんて、うれしいなっ」
@エスト
「......すみません。本当にわかってますよね、ルル?」
@ルル
「あ......、おいしい! ねえエスト、これとってもおいしいわ!」
@エスト
「だから本当にわかってるんですか? あなたのために用意したんじゃないんですからね?
ちょっと、聞いてますかルル――!?」
おわり
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はい、というわけでハロウィン寸劇、いかがでしたか?(笑)
現在まさにFD絶賛開発中のために、薄葉さんのスケジュールが厳しくて描き下ろしはラフ線画のみです。
人数も全員揃えられなくて申し訳ないですが、企画はハロウィンだけではないので機会をお待ちください!
本日より公式サイトもオープンいたしまして、ますます順調に飛ばして参りますワンドFD!
先日募集した「B's-LOG」の読者コーナーへの投稿も、予想以上の数が来ていると編集部の方に教えていただき、
ホッと胸を撫で下ろしております。皆様本当にありがとうございました!!
それでは、また来週!
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